巻きクネーデルという家庭料理は、野菜のフォンかブイヨンに入った巻かれた平べったいパスタです。ドイツ全土ではあまり知られていないのですが、ドイツのごく東部の名物家庭料理です。
なぜ巻きクネーデルと言うのかは、その作り方にわけがあるのだと思います。パスタの生地を伸ばして、その上に溶かしたバターを塗ってセモリナをふりかけ、生地を、巻き寿司を作るように、巻きます。それから、野菜のフォンかブイヨンに入れて、煮込んだら出来上がりの料理です。
「おふくろの味」ですよ。作り方は簡単で、失敗することもないし、家族みんなが好きな料理です。
さて、レシピへ
材料(4人分):
- 玉子 2個
- 強力粉 約2カップ
- 塩 小さじ1杯
- バター 約15g
- セモリナ 約大さじ2杯
- ブイヨンか野菜のフォン 2ℓ
セモリナは、ポレンタか小麦セモリナ等々、何でも良いです。ドイツではたくさん種類があるのですが、日本ではあまり人気でないかもしれませんから、手に入れられる物を使ってください。
作り方:
①玉子と塩をボウルに入れてよくかき混ぜ、強力粉を加えて、後で伸ばせるように、粘らない、しっかりした生地にしておく。板に乗せて、生地をなるべく薄く伸ばす。
②バターを溶かして、伸ばした生地の上に塗って、セモリナを均等にふりかける。
③生地を約7cmの長さに何回も折る。茹でた時に崩れないように端をよく押して、折った生地を約4cmの幅に切る。
④野菜のフォンかブイヨンに塩を加え、沸騰させ、切った部分を入れ、弱火で約5~8分煮込む。
⑤できあがりです!煮た野菜(キャベツ、ニンジン等)を加えて、または、そのままでいただきます。