フライドポテトパティ

(Kartoffelpuffer, aardappel pannekoeken, fried potato patties, galettes de pommes de terre)

皆さんには子供時代に大好きだった料理がありますよね。私の場合はおばあちゃんがよく作ってくれたフライドポテトパティ。それを思い出すと、いつも胸に温かい感情が浮かび上がる。

お母さんはあまり作らなかった。「便利」の世代のひとですから。なぜ作らなかったのかというと、生ジャガイモをおろすのは、時間がかかるからと言っていました。そんなに時間がかからないと私は思う。少しだけ。手でおろしますから。

じゃが芋を手でおろすための特別なおろし器があるけれど、私は持っていないから、雑貨店で売っている「普通」のをいつも使っている。絶対細かく卸せる方の面を使う。


フライドポテトパティはスイス料理のレシュティとちょっと似ている。ちょっとだけ。フライドポテトパティは、もっと、ずーっと美味しい。作り方も材料も違います。

フライドポテトパティにぜひキャラウェイとリンゴを入れてください。マストの材料です。

じゃ、レシピに向かいましょう。あまりお話が長くならないうちに。。。。


レシピ

材料(三人分)

じゃが芋  8 個 (大きさによる、粉っぽい種類が一番いい。古ければ古いほどいい。食べ残した  茹でたじゃが芋が一個か二個あったら、さらに入れてもよい)

たまご   1 個

小麦    大さじ3 杯

リンゴ  1個 (または、玉ねぎ  1個

塩、胡椒、キャラウェイ

クワルク  125g (またはサワークリームかカッテージチーズ)

クワルクはドイツ語圏で作られているフレッシュチーズ。日本のスーパーで売っていないかもしれませんが、その代わりにサワークリーム、またはカッテージチーズを使っても構いません。

トッピング

リンゴコンポート、または他のフルーツのコンポート

・またはりんごソース

・または粉砂糖


作り方

・じゃが芋の皮をむいて、おろし器ですって、リンゴを切って、リンゴの芯を抜いて、皮が付いたまま薄くスライスし(リンゴの代わりに玉ねぎを使ったら、これも細かく切って)、その他の材料を加えて、よく混ぜて、30分ぐらい置いておく。


・フライパンに油(オリーブ油、菜種油、ヒマワリ油などの好きな油)をたっぷり入れて、オイルが熱くなってから、生地を大きいスープスプーンで1杯いれて、手のひらサイズのかたちに薄く伸ばす。生地がフライパンにくっつきそうだったら、くっつきを防ぐためにあと少し小麦粉を加える。

・フライパンのサイズに合わせて、2枚か3枚を同時に中火でしばらく揚げて、両面がカリカリになってから、取り出す。


・好みによって、出来上がったフライドポテトパティにコンポート、またはソース、あるいは粉砂糖をかけること。

Bon appétit!

ほかのじゃが芋のレシピはここ

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