カイザーシュマーン(独:Kaiserschmarrn)というパンケーキはドイツの南やオーストリアで定番です。これはデザートではなくて、メインディッシュとして食べます。子供時代の良い思い出がよみがえり、いつも心を浮き浮きさせます。甘党の大人を喜ばせるボリュームたっぷりの「デザート」になります。ウチは、カイザーシュマーンを主食にし、辛口のスープを副菜として食べます。
カイザーシュマーンを作る時には、特徴があります。出来上がったら、ナイフで丁寧に切らず、フライパンの中でフォクかスプーンでゆっくりと小片に崩します。面白いですね。
ところで、カイザーシュマーンの語源について論争があります。「Kaiser」は「皇帝」と翻訳できますが、「Schmarrn」は色々な意味があります。一つの意味は「ナンセンス」ですから、そうすると、料理の名前は王さまのナンセンスになってしまいます。(笑う)。
材料:(4人分)
・玉子 4個
・砂糖 大さじ3杯
・牛乳 375ml
・小麦粉(強力) 250g
・バター 大さじ4杯(約45g)
・ラムレーズン 大さじ2杯(あったら)※
・塩 ちょっこと
トッピング:
粉砂糖、あるいはは、好きなコンフィチュール(ジャム)、あるいは、リンゴコンポート、あるいは他のフルーツのコンポートをそえる。
※これはラム酒に漬けておいたレーズン(干しぶどう)です。漬けておくのは1時間ほどです。
動画:
作り方:
①レーズンをラム酒に漬けておく。
②玉子の黄身と白身を分ける。白身を泡立てにする。
③別のボウルに黄身、砂糖、バニラ糖や塩を入れ混ぜ合って、牛乳を加え、最後に小麦粉を少量ずつ加えながらよくかき混ぜる。
④ ①と②を③に入れ、ゆっくりとかき混ぜる。
⑤フライパンにバター1杯を入れ溶けたら、④の生地を半分にフライパンにいれ、蓋をしてキツネ色になるまで弱火で5分程焼き、裏返えして、バター1杯を加え、弱火で3分程焼く。フォークで小片に崩す。
⑥生地の残りの半分を⑤のように繰り返す。
⑦皿に盛りつけ、粉砂糖をふりかけて、最後にリンゴコンポートかジャムをのせてできあがりです!