黒豆と言えば、おせち料理やケーキに入った甘い煮豆を思い浮かべるのが一般的です。けれども実は、黒豆は多様性豊かな豆で、色々な料理の美味しい相手になれると考えられます。例えば、辛口の料理を作る時、黒豆はピッタリの具材になります。この豆も、メキシコやブラジルなどの辛口の味を好む国には欠かせない食材です。
ここで紹介したいレシピは、黒豆が主人公を演じ、付け合わせの新鮮なサラダやヨーグルト・ソースと共にラップに巻かれるのです。レシピの味付けには、二つバリエーションがあって、黒豆を辛口にしてソースをシンプルにするやり方と、ソースを辛口にして黒豆をシンプルにするやり方があります。私は後者にします。サラダには、基本的に何でもいいですが、赤キャベツか普通のキャベツは欠かせないものです。キュウリやトマトなどは爽やかな風味が加わりますが、好きな野菜を入れて構いません。
ラップ部分に使うのはフラットブレッドやクレスぺッレみたいな薄いパンです。作り方は簡単ですが、ただ、作るとき、薄めの生地を作るというところだけ注意してください。小麦粉は全粒粉を使いますが、普通の強力粉でも良いです。
さて、作りましょう!
動画:
材料:(ラップサンド4つ分)
・黒豆(乾) 150g
・キャベツ 約150g
・キュウリ 2本(小)
・トマト 2個
・エシャロットか玉ねぎ(小)半分
・ヨーグルト 約200g
・ニンニク 1かけ
・チリペッパーかラー油
ラップの生地:
・玉子 1個
・冷たい水 80ml程
・全粒粉か強力粉 80g程
・塩、コショウ
・バター
・オリーブオイル
・お酢
作り方:
①黒豆を一晩水に浸して、ふっくらした状態に戻ったら、柔らかくなるまで煮込む。出来上がったら、残った煮汁を捨てる。塩、コショウ、酢で味付ける。(※ここで砂糖は入れないでください!)最後に少しバターを加える。
②野菜を切っておく。ニンニクをヨーグルトの中におろして、塩、コショウ(白)とラー油かチリペッパーを加えて、味を調える。
③ラップの生地:卵と水を強く泡立て、小麦粉を少量ずつ加えながら薄い生地になるまでるよ~くかき混ぜる。フライパンにオリーブオイルを入れ、適当な熱さになってから、生地を入れ、両面を焼いて、お皿に乗せておく。
④①で煮込んだ黒豆をラップの上にのせて、それから、キャベツ、キュウリ、トマトを重ねて、その上にヨーグルト・ソースをかけて、ラップを半分に折れば、できあがりです!