ポテトポタージュスープ

残り物の料理が好き。

残り物で美味しい料理がつくれますよ。きっと。

私の曾おばあさんは特に上手だった。今考えると、どこか当然のことだった。彼女は二つの世界大戦を体験した。二十八歳で未亡人になった。夫は1914年、第一次世界大戦が始まったばかりの頃、戦死した。彼女と小さな子供三人が残された。百姓をして働いて子供を育てながら、生活は、少しのお金でしか送れなかったが、料理は、うまかった。

例えば、前日の夜の料理で残ったボイルドポテト、一、二個があったら、ポテトポタージュを作っていた。

日本の昔の家庭に常にあった大根と同じように、およそヨーロッパの地方には、いつもじゃがいもと玉ねぎ、そして時々、人参もあった。その三つの材料だけで、美味しいスープを作れる。

現在から考えると贅沢と思われるが、バターがよく使われた。

実は、バターがコツ、いや、バターと玉ねぎがコツ。それがあったら、何でも美味しいスープが作れる。玉ねぎをバターで柔らかく透明になるまで煮込むのは、スープの基盤。

ポタージュスープはどうやって作ったのですか。


前日の残りじゃが芋のポタージュ

材料:(2-3人分)

じゃが芋 2個(残り物の茹でられたもの)

玉ねぎ 大1個、または小2個

人参   1本

バター (なければ、オリーブオイルでもいい)

胡椒 (あったら、白胡椒)

オプショナル:

生クリーム(ちょこっと入れたら、もっと美味しくなる)

野菜コンソメ(ホントはいらないと私は思う)


作り方:

・じゃが芋(残り物の茹でられたもの)は皮をむいて切り、人参は輪切りに、玉ねぎはみじん切りにする。

・鍋にバター大さじ1杯を入れて弱火で熱して、玉ねぎを入れて透き通るまで2分炒める。人参を加えて、鍋にふたをしてさらに5分間ぐらい弱火で炒める。玉ねぎが焦げないように気を付けてください。


・じゃが芋、水500㏄を加えて、ふたをして、じゃが芋が煮くずれるくらいまで約15分間煮る。

・ミキサーですり潰して、煮立ったら塩、胡椒を加えて、もしあったら生クリーム少々も加えて、味を整える。


・器に盛り、あったらパセリか浅葱をのせる。温かいうちに召し上がってください。

Bon appétit!

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